新日本プロレスの若手興行「ライオンズゲート」(15日、新宿フェイス)に大日本プロレスの関本大介(37)が初参戦を果たした。
新日本と全日本プロレスの40周年合同興行(2012年7月、両国国技館)以来実に6年ぶりに新日関連マット参上となった関本は、海野翔太(21)とシングル戦で激突。圧倒的なパワーで観客の度肝を抜くと、最後は豪快な首折り弾で完勝した。
インディ界トップの実力をまざまざと証明した関本は「日程が合えばいつでもはせ参じます」と継続参戦に意欲を見せた。今回は若手に胸を貸す立場としてのオファーだったが、関本にとっても格好のアピールチャンスだった。「爪痕を残したいですね。大日本プロレスと関本大介をもっと多くの人に知ってもらいたいですから。ワールドプロレスリングも毎週見てます、ハイ」とやたら謙虚に、しかし野心を抱いてこの大会に臨んでいた。
さらに関本は「戦いたい相手? そりゃあやっぱり目指すはチャンピオンですよ。IWGPです」と王者オカダ・カズチカ(30)との対戦も熱望した。2010年1月のロックアップ新宿大会ではまだ若手時代の岡田かずちかと対戦して勝利。「とにかく手足が長くて中に入れないなと。ドロップキック食らって面食らったのは覚えてますね。すごいドロップキックだった…」と振り返りつつ「チャンスがあれば」と再戦を狙っている。
現在は大日本のストロングヘビー級王座(現王者は鈴木秀樹)奪回を最優先事項としており、次回参戦は未定。インディきっての実力者の新日マット本格参戦が実現する日は果たして訪れるのか――。