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【新日本】ケニーが飯伏と再合体  あふれ出した盟友への思い


盟友・飯伏(右)の肩を借りてリングを後にするケニー

 新日本プロレス28日の札幌大会でIWGP・USヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が、ジェイ・ホワイト(25)に敗れて王座から陥落した。試合後のリング上でバレットクラブ(BC)の内紛が勃発したが、何とかつての盟友・飯伏幸太(35)が登場してケニーを救出。ついに「ゴールデン☆ラヴァーズ(GL)」の絆が復活した。待ち望んだ瞬間の到来に、ケニーは本紙に熱い思いを激白した。

 冬の札幌決戦は衝撃的な結末となった。終始優位に試合を進めていたケニーだったが、片翼の天使を切り返されてのブレイドランナーでUS王座から転落した。

 さらに試合後のリング上ではBCが分裂。Cody(32)の裏切りにより孤立したケニーを、何と飯伏が救出したから驚きだ。熱い抱擁を交わすと、ケニーは飯伏に肩を借りて会場を後にした。

 ケニーは新日本に移籍した2014年10月に飯伏とたもとを分かったものの、胸の奥底ではずっと再会の瞬間を待ち望んでいた。08年に飯伏と戦うためにカナダから海を渡りDDTに初来日。GLとしてタッグを組み、プロレス界を席巻した。国境を超えて巡り合った相棒であり、親友と呼べる存在だった。

 この日の夜、本紙の取材に応じたケニーは「助けに来た時に、一瞬でGLの時代を思い出した。イブシの気持ちはいつも不思議なんだけど、今日はちょっとだけ理解できた気がする。本当のケニーはイブシの側にいる存在なんだ」と心境を明かした。昨年のG1クライマックスで飯伏が古巣復帰を果たしたとき、ケニーは決勝戦での対戦希望を口にしていた。「そう言っていたけど、本当は一緒のリングに立ちたいという気持ちが一番だった」と当時を振り返る。

 異国のリングで飯伏の背中を追い続けてきたカナダ人レスラーは、今や世界一のベストバウトマシンと呼ばれる存在になった。世界最大のプロレス団体WWEからのオファーも何度もあったが、飯伏との再会を信じて断り続けた。

「やっぱり待っていたから。イブシが一緒にいないと意味がない。一緒に世界を変えたかったんだ。BCではベルトを取ったりして活躍した。でもそれは仕事の域を出ない。GLは俺にとってプロレスを超えた存在でありリアルライフだ。もちろんそれがかなったからといって(新日本から)バイバイする気もないよ」

 ケニーの今シリーズ参戦はこの日までで今後は全くの白紙だが、BC分裂が決定的な以上、GL再結成の日は近いと見られる。「いまのイブシの夢が私と一緒かどうかは分からない。でももしも同じだと言うなら、きっと2人ですごいことができると思う」と目を輝かせたケニー。すれ違いを続けながらも互いに成長を遂げてきた“恋人たち”のプロレス人生は、ついに再び交わる時を迎えた。

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