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【プロレス大賞】敢闘賞に柴田勝頼 実働期間3か月も“濃密さ”を評価


柴田(上)がオカダに挑んだIWGP戦はベストバウト候補にも挙がった

 新日本プロレスの“ザ・レスラー”こと柴田勝頼(38=新日本プロレス)が、わずか3か月強の実働期間ながらも、濃厚な内容が評価されて2017年度プロレス大賞敢闘賞を獲得した。

「ありがとうございます。以上!」。無骨な男があまりに「らしい」言葉で胸中を表現した。4月9日両国大会でIWGP王者のオカダに挑むも、試合後に硬膜下血腫で緊急搬送されて以来、長期欠場中。しかしそこまでの3か月間強で、普通のレスラーなら2~3年分に相当するような「明日なき疾走」を続けた。

「華やかなスタイル中心の新日本マットにイデオロギー闘争を持ち込んだ」「全身に漂う昭和のストロングスタイルの香りは他の追随を許さない」などの声が選考委員から相次いだ。見る側の胸に突き刺さる柴田のスタイルは「年間を通じての活躍」という選考基準を根底から覆した。

 1月4日東京ドーム大会でNEVER王座を失うもオフ返上で英国に渡り、日英でブリティッシュヘビー級王座防衛戦を敢行。3月には「NEW JAPAN CUP」を制してオカダへの挑戦権をたぐり寄せた。再起を目指す姿が同情を集めたわけではない。現在のマット界に最も欠落している「飢え」を表現していたからこその初受賞となった。

 8月13日のG1最終戦(両国)ではリング上から「生きています。以上!」とこれまた短歌より簡潔な言葉で現状を報告。今回の初受賞が奇跡の復活につながることを誰もが信じている。

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