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【全日本】ドーリングがヨシタツ下しV1 再び海外3冠戦強行も


ジョー(左)のラリアートがヨシタツを襲う

 新時代を築く。全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(9日、後楽園ホール)は、王者のジョー・ドーリング(35)が挑戦者・ヨシタツ(40)との「元WWE対決」に完勝して初防衛に成功した。これで王者としての越年が決まった暴走外国人は、暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(19日、札幌で開幕)制覇を誓うと、再び海外マットでの3冠戦強行開催をブチ上げた。

 勝利を告げる3カウントが鳴らされた瞬間、ドーリングは客席に向かって雄たけびを上げた。誇らしげにベルトを掲げると「日本にいる外国人で一番のレスラーだと証明できた。いつでもいい。誰でもかかってこい!」と豪語した。

 ヨシタツとはWWE傘下の「FCW」に同時期に所属し、対戦経験もあった。「すごくいいヤツだった。言葉(英語)がダメなヤツを嫌がるタイプと、優しく受け入れてくれるタイプの2パターンに別れるけど、彼は受け入れてくれる側だった」とヨシタツが証言するように、ドーリングにとっても今回の挑戦者は特別な相手だった。だからこそ、全力で潰しにかかった。

 挑戦者の攻撃を真正面で受けきるや、最後はフライングボディーアタックからレボリューションボムにつなげて勝利。まさに完勝といえる圧倒的な内容だった。さっそく今後については「俺と兄貴分の太陽ケアとは、オリジナルのオールジャパンだ。最強タッグで頂点に上り詰め、世界タッグのベルトを取る。5冠王として君臨する!」と堂々宣言。早くも暮れの祭典・世界最強タッグ戦優勝に照準を合わせた。

 それだけではない。来年の展望について問われると「よく聞いてくれた。フフフ…」と不敵な笑みを浮かべつつ「海外での防衛戦も視野に入れているんだ」と断言したのだ。

 初めて3冠王者に君臨した2014年10月18日には、カナダで元WWE戦士のライノ(42)を相手にV2戦を敢行。くしくも3冠史上初の海外開催となったものの、全日側には事後報告だったため、大波紋を呼んだ“前科”がある。

 現在も全日本のシリーズとは別に欧米各国で試合に出場しており、中東からもオファーが届いているという。再び他国で防衛戦を行う野望を抱いていても、何の不思議もない。

「病気(悪性脳腫瘍)から復活した俺の頑張る姿を、世界中で闘病している人に届けたいんだ」と最後は泣かせる言葉で正当性を主張したドーリング。新時代の外国人王者は、3冠王座を世界レベルまで引き上げる決意だ。 

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