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【新日本】IWGP V4オカダ 目指すは1・4ドーム地上波ゴールデン放送


こん身のレインメーカーで柴田(左)を撃破したオカダ

 新日本プロレス9日の東京・両国国技館大会でIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(29)が「NEW JAPAN CUP」覇者・柴田勝頼(37)の挑戦を退けて4度目の防衛に成功した。春の頂上決戦を制して独走状態に入ったオカダを突き動かすのは、2018年1月4日東京ドーム大会を、ゴールデンタイムの地上波放送で中継させるという大野望だ。その理由と可能性は――。

 

 春の頂上決戦を制したオカダは、試合後にNJC準優勝者のバッドラック・ファレ(35)の襲撃を受け遺恨が勃発。5月3日福岡大会でのV5戦が決定的となった。

 

 盤石の防衛ロードで向かうところ敵なしの王者だが、現状には満足していない。オカダの2017年は、一見順調に見えて実は挫折からスタートしているからだ。1・4東京ドーム大会ではケニー・オメガ(33)との46分45秒の大激闘を制した一方で、当日深夜にテレビ朝日が放送した「ワールドプロレスリング」の視聴率は平均1%台と低迷。オカダは「どれだけ頑張っていい試合しても、世間にはまだ届かない。知らない人からしたら、知らない話じゃないですか」と課題を口にした。

 

 だからこそオカダは「プロレス村で満足して止まってしまっていたので…。悔しいですし、2018年のドームでリベンジしたい。みんなが確実にテレビを見れる時間にやれるようになりたいと思います」と、来年1・4ドーム大会のゴールデンタイムでの放送復活という大野望を胸に秘めている。新日プロの試合が最後に同時間帯で放送されたのは02年5月2日の東京ドーム大会で、実に15年前。いかに新日プロが“復活”したといえども、さらに上のステージがあるならばそこへ導くのがレインメーカーの使命だ。

 

 実際に追い風は吹いている。今年3月にテレ朝がゴールデンタイム枠で企画した「プロレス総選挙」は、直前のWBC中継の延長が長引いたため、同枠での“復活”は幻に終わった。だがこれが議論を呼んだことでプロレスファンの期待感が表面化した。また現在約5万人の会員を誇る動画配信サービス「新日本プロレスワールド」の成功もあり、テレ朝内でもプロレスのコンテンツビジネスとしての価値は、急速に高まっているという。実際に「ワールドプロレスリング」は4月8日の放送回から時間帯が1時間繰り上がり、毎週土曜26時開始に変更となっている(関東地方)。

 

 同番組の櫻井健介プロデューサーは「27時から26時が一般の方にどうとらえていただけるか、というところですが、大きな階段の一歩。ゴールデン・プライム帯で勝負というキッカケになればと思っています」と明かした。もちろん簡単に実現できることではないが、オカダの夢についても「老若男女、幅広くプロレスに触れられる機会を日常的に増やしていくことが大事。リング上での地位はもう確立していると思うので、もっと広い世界でオカダ・カズチカを表現できるようになってもらいたいし、僕たちもそのお手伝いはしていきたい」(同プロデューサー)と協力を約束した。

 

 オカダは「僕がどれだけ盛り上げてスターになるかじゃないですか。いい風は吹いてますし、期待に応えたい」とキッパリ。プロレス界に降るカネの雨をさらに拡大させるべく、レインメーカーの戦いはまだまだ続く。

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