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3冠ヘビー級王座V6 宮原の仰天幼少時代


宮原はブラックアウトで諏訪魔の顔面を打ち抜き流れを変えた

 全日本プロレスは27日、約3年ぶりとなる東京・両国国技館大会を開催。全11試合、総勢48選手が出場したビッグイベントのメーンでは、3冠ヘビー級王者の宮原健斗(27)が、諏訪魔(40)の挑戦を退けて6度目の防衛に成功した。3年前の雪辱を果たした宮原は、2017年の全日本マットの主役になることを宣言した。

 

 13年10月27日以来となる全日本の両国大会。前回両国のセミのタッグ戦(宮原、潮﨑豪組VS秋山準、大森隆男組)で大森にフォール負けしたのが宮原だった。一方、メーンで3冠戦の舞台に立っていたのが諏訪魔。3年の月日が、ついに立場を逆転させた。

 

 先に仕掛けてきたのは挑戦者だ。1月2日に同王座を奪取するも、右アキレス腱完全断裂で王座を返上しており、ベルトに対する思いは強い。チョーク攻撃を含めると4度もスリーパーで捕獲され、王者の足元が何度もふらついた。

 

 それでも、ラストライドを3度も防ぐと、一瞬のチャンスを逃さなかった。カウンターのブラックアウト(ランニング式ニーリフト)からヒザ爆弾3連発を決めると、最後はシャットダウンスープレックスホールドで、26分を超える激闘に終止符を打った。

 

「全日本プロレスの顔はこの俺、宮原健斗だ!」。2月12日の後楽園大会で同王座史上最年少王者になって、これでV6を達成。快進撃の原動力は幼少時代の“コンプレックス打破”だった。福岡市立大原小学校時代、体はガリガリで、同級生の女子からも「ガリ」のあだ名で呼ばれていたという。しかも髪はロン毛。地区の運動会では女子チームに入れられそうになったほどだ。

 

「小4くらいまでは会う人、会う人がボクを女のコと間違えた。コンプレックスだった。だから大きい人への憧れが強かったんです」(宮原)

 

 必然的にプロレスに心を奪われた。当時WWF(現WWE)で活躍していた“超人”ハルク・ホーガン(63)に夢中になり、“西の聖地”福岡・博多スターレーンにも足しげく通った。全日本の四天王(故三沢光晴さん、小橋建太、田上明、川田利明)と撮った写真は今でも大切な宝物だ。

 

 小学校の卒業文集では将来の夢に迷わず「プロレスラー」と書き、見事に実現させた。「プロレスに対する純粋な気持ちは、あのころと変わらない」。ファンを大切にする姿勢、ホーガンを意識した入場パフォーマンスは、すべてこのころに培ったものだ。

 

 全日本は早くも来年8月27日の両国大会開催を決定した。「さらに進化した宮原健斗で当日を迎えることは間違いない」と長期防衛を誓った若き王者。17年も主役の座は譲らない。

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