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【ノア】オカダ組撃破!丸藤GHCタッグ王座V5


丸藤(右)はオカダのお株を奪う打点の高いドロップキックを繰り出した

 8日のノア東京・後楽園ホール大会で行われたGHCタッグ選手権は王者の丸藤正道(37)、矢野通(38=新日本プロレス)組が新日プロのオカダ・カズチカ(28)、YOSHI―HASHI(34)組を下し、5度目の防衛に成功した。丸藤は最高の形でオカダのIWGPヘビー級王座に挑戦することになったが、その原動力は元レスリング世界女王・山本美憂(42)の姿にあった。

 

 新日プロの“真打ち”が登場すると、会場のボルテージは最高潮になった。オカダのノア参戦は約7年5か月ぶりのこと。しかもこの日の観衆は1515人超満員(主催者発表)で、見事にカネの雨を降らせた。

 

 だが、試合では丸藤が躍動した。場外で激しくやり合うと、10分過ぎにはレインメーカーを寸前でかわし、トラースキックを発射。ここから流れをつかんで、YOSHI―HASHIに狙いを定めた。カットに入ったオカダを虎王で場外まで吹っ飛ばし、レインメーカーポーズを決めてから変型エメラルドフロウジョンで勝利した。

 

「さあ、あさってだ。そのベルトは俺がいただく」。10日の新日プロ東京・両国国技館大会で挑むIWGP王者オカダに、高らかにベルト奪取を宣告してみせた。

 

 9月26日に37歳の誕生日を迎えた。時を同じくして、他団体の至宝に挑戦することについて「このまま新日本に行け」「負けたら終わり」という否定的なファンの声も耳にした。そんな時、目にしたのが同25日の格闘技イベント「RIZIN」(さいたまスーパーアリーナ)に出場した美憂の姿だった。

 

 RENA(25)に敗れはしたが、42歳で初めて総合格闘技に挑戦した光景をテレビで目にして「俺も年を取ったとか言ってられない。挑戦する姿勢を見せなきゃ」と、迷いは吹っ切れた。

 

 埼玉栄高時代、レスリング部の練習に妹の聖子(36)が参加したことがきっかけで、親交を持つようになった。美憂は大のアメリカンプロレスファンで、その知識は丸藤が驚くほど。2013年5月にカナダの大会に出場することが決まった際には、現地在住の美憂と会う約束をしていたが、直前の負傷により実現しなかった。

 

「一度、俺の試合を見に来てほしい」。2冠王になった姿を見せる――。その思いを胸にいよいよ運命の決戦に臨む。

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