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宮原3冠V2の原動力は「一期一会」


勝利を満員の観衆にアピールする宮原

 全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(25日、東京・後楽園ホール)で王者の宮原健斗(27)が関本大介(35=大日本プロレス)を下して2度目の防衛に成功した。春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」で関本に優勝をさらわれた屈辱を見事に晴らした格好。“進化系チャンピオン”がリベンジを果たした裏にあったのは「一期一会」の力だ。

 

 ギリギリまで完全に関本のペースで試合が進んだ。場外でのラフ攻撃など、ベルト奪取のためになりふり構わず攻めてくるCC覇者の前に、宮原はなかなか逆転の糸口を見いだせず。ヒザ蹴りや低空ドロップキック、エプロンでのDDTで何とか反撃を試みたが、関本の規格外のパワーではね返された。

 

 しかし終盤、ヒザ蹴りでペースをつかむと最後はシャットダウン・スープレックスホールド(両腕をロックしてのジャーマン)を敢行。受け身の取れない関本はこれでKOだ。ガッチリ決まって3カウントを奪い、2度目の防衛に成功した。

 

 試合終了後には喜ぶ間もなく真霜拳號(37=K―DOJO)から挑戦表明を受けた。これを宮原は「この3冠ベルトをかけて勝負だ」と快諾。さらに「全日本がもっとレベルアップするように、俺が先頭に立つ」とエースらしく宣言した。

 

 この劇勝の原動力は何か。宮原によれば「一期一会な人と会って、それを刺激にしてきた」ことだという。

 

「3冠王者になって、一層強く実感したのが一つの大会をたくさんの人が支えているということ。地方のラジオやテレビ、新聞、手伝ってくれる人たち…。いろんな人たちに会って、そのたびに、エースとしてその期待に応えなきゃいけないと強く思った。その思いが僕の進化を一層加速させている」

 

 エースとしての実感を日に日に強くしていった中で、同時に責任感も強くなっていった。普通の人間ならば団体を背負う責任感を重圧に感じかねないが、若き3冠王者は「僕は根っからのポジティブなので。力にこそなれ、全く重圧は感じませんね」と笑い飛ばした。

 

 ベルトを防衛するだけではなく、裏方や関係者全ての期待に応えるべく進化を加速させている。このままさらに防衛ロードを突き進むつもりだ。

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