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【新日G1】あまりに過酷だった28日間 近づいていたレスラーたちの限界


【記者の目】新日本担当になって今年が7度目のG1だったが、ここまで重苦しい空気の取材現場は過去に見たことがなかった。

 

 史上最長28日間、史上最多19大会の日程はあまりにも過酷だった。全出場選手が完走したことは敬服に値するが、中邑真輔(35)は左ヒジ負傷で一時離脱。舞台裏で負傷者は続出し、選手は例外なくコンディションづくりに苦労していた。

 

 団体の集客力が好調なだけに、いわゆる「ドル箱」シリーズで大会数が増えるのは自然の理。ならばレスラーの負担は最小限にする必要がある。A、Bブロックの公式戦が1大会ごとに行われ、シングルマッチの負担を軽減する措置がとられたが、個人的にはそれで十分とは感じられなかった。現に公式戦以外のタッグマッチで負傷する選手もいた。バスが中心となる移動方法も、G1に限っては改善する余地があってもよかったのではないかと思う。

 

 ある主力選手は期間中「(一歩間違えば)死ぬということをもっとみんな認識したほうがいい」とつぶやいた。感動のフィナーレに水を差すつもりはないが、過酷は美徳ではない。回復した新日本プロレス人気が持続してほしいからこそ、今年のG1は、レスラーたちの限界ラインに近づいていたことを伝えたい。

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