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オカダ乱入 超異例!IWGP王座戦3か月前に決定


オカダ(上)はAJを大の字にさせて得意のポーズ

 新日本プロレス5日の東京・両国国技館大会で行われたIWGPヘビー級選手権は、王者・AJスタイルズ(36)が飯伏幸太(32=新日本・DDT)の挑戦を退けて初防衛に成功した。試合後には“レインメーカー”オカダ・カズチカ(27)が挑戦を表明。3か月も先になる7月5日・大阪城ホール大会での王座戦が緊急決定した。その理由とは――。

 相撲の聖地で実現したプロレスの日米天才対決は、衝撃的な結末を迎えた。25分すぎ、猛攻を見せた飯伏が、おはこのフェニックススプラッシュの体勢に入る。しかしAJはこれを察知すると、何と立ち上がって飯伏の不死鳥弾を空中でキャッチ。そのまま必殺のスタイルズクラッシュに移行する離れ業を見せ、ベルトを守り抜いた。

 ところが、この大熱戦だけで両国決戦は幕を下ろさなかった。この日のセミで予告通りにツームストーン弾からのレインメーカーを決めてバッドラック・ファレに雪辱を果たしたオカダが、試合後に乱入。AJにもレインメーカーを決め、次期挑戦を表明したのだ。ノーコメントで会場を後にしたAJとは対照的に、オカダは「僕のスピードで(IWGP戦線に)戻ってきたなと。しっかりベルトを取ります」と王座返り咲きを予告した。

 棚橋弘至に敗れた1月4日の東京ドーム大会から、わずか3か月。早々と王座戦線に戻ってきたオカダの「指定席」は、IWGP王座だけを意味するものではない。挑戦の舞台が、新日プロが21年ぶりに再進出する大阪城ホール決戦に決まったのだ。

 次期シリーズのビッグマッチとなる4月29日の熊本大会ではNEVER選手権が、5月3日の福岡大会ではインターコンチネンタル選手権が先に組まれたためとはいえ、プロレスのタイトルマッチが、チケットすら発売されていない大会の3か月も前に決定するのは異例中の異例と言える。その理由は、どこにあるのか。

 この日の両国大会も大会前にチケットが完売した新日プロにとって、東京に次ぐ大都市・大阪でのビッグマッチの規模拡大は最重要課題となっている。手塚要・新日プロ社長は、約1万6000人のキャパを持つ大阪城決戦を「G1の決勝戦、東京ドームに匹敵する、時間もおカネもかけてプロモーションすべき大会」と位置づけている。

 そんな矢先にオカダが完全復活を遂げた。5月の米国遠征でのIWGP戦開催の打診があったとみられるが、これを固辞してでも大阪城決戦を託すメーンイベンターを早々と決定させた格好だ。

 オカダは「大阪城のほうがいい。僕とAJ、ふさわしいカードじゃないですか。今回だけの大阪城ホールにしたくないですし、その上(の会場)もありますし。そういう意味では僕しかいないって気持ちはガッチリありますよ」と豪語。思い起こせば昨年は5月の横浜アリーナ、G1決勝戦の西武ドームと、大会場への再進出、初進出の会場でメーンに立ったのはオカダだった。オカダは「『持ってる』んでしょうね。そのへんを成功させるのは、僕の使命なのかもしれないですし」と、今回もレインメーカーとしての責任感を燃やした。

 プロレス女子といったブームは起きても、ジャンル全体を向上させるためには、まだまだ業界の盟主・新日プロのさらなる躍進が不可欠。オカダが会社の、そして業界の期待を一身に背負い、大阪城にカネの雨を降らせる。

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