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武藤が全日退団 新団体旗揚げも


 全日本プロレスの前会長・武藤敬司(50)が、事実上退団していたことが分かった。さらには、オーナー兼新社長の白石伸生氏(40)に対し、あらためて“徹底抗戦”を宣言。現在の胸中を明かした。

 

 揺れる全日プロの行方を左右する渦中の男・武藤が、ついに沈黙を破った。武藤は「選手の立場も含めての辞任だよ。もともとワンマッチ契約というか、契約までいかない覚書みたいので出てたから。今はフリー? まあ、そういうことになるね」と認めた。

 

 武藤は弁護士を通じて5月31日に辞任届をオーナー会社の「スピードパートナーズ(SP社)」に提出し、受理された。これは取締役会長の辞任だけでなく、所属選手としての活動も打ち切るものだったという。武藤は新日プロから2002年2月に全日プロへ移籍。以来、象徴として君臨し続けたが、武藤が去ったことで全日プロの一時代が終わりを迎えた。

 

 退団の理由は、もちろん白石新社長との意見の不一致しかない。武藤は「最初はうまくいくと思った。でもプロレスを分かってない。長州力や新日本を攻撃したり。プロレス界の伝統を壊した」と嫌悪感をあらわにした。

 

 注目される今後については本紙昨報通り、SP社が保有する全日プロの全株式の“奪還”を目指すという。武藤は「100%じゃなきゃ意味がない。その交渉は続けていく。戻ってくるのが一番いいんだから」と明言した。

 

 その一方で交渉が決裂した場合は、やはり新団体の旗揚げにかじを切る覚悟だ。「プランニング中だね。もし新しい団体をつくっても中身は変わらない。(残された)選手には声を掛けるよ。かわいそうだろ」と否定しなかった。元のサヤに収まるのか、新団体か。ギリギリの交渉は続く。

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