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【プロレス大賞授賞式】MVP棚橋が異業種2冠宣言 東スポ映画大賞とのW受賞誓う


棚橋と松井(左)がエアギターでサプライズ共演した

 第45回東京スポーツ新聞社制定「2018年度プロレス大賞授賞式」が17日、東京・港区のグランドプリンス高輪で行われ、最優秀選手賞(MVP)に選ばれた新日本プロレスの棚橋弘至(42)と、特別プレゼンターを務めたSKE48の松井珠理奈(21)の夢のエアギター共演が実現した。IWGPヘビー級王者は昨年「パパはわるものチャンピオン」で映画初主演を果たしており、リング外の新たな野望も明かした。

 授賞式で棚橋は、約10分に及ぶロングスピーチで4年ぶり4度目のMVPに返り咲いた喜びを表現。サプライズゲストとして登壇した松井も呼び込み、ダブルのエアギターを披露し「じゃあ最後に…プロレス、愛してま~す」の決めゼリフで拍手喝采を浴びた。

 度重なる故障を乗り越え復活を果たした経験から、スピーチで最も強調したのは自身がプロレスで体現する「諦めない姿勢」の大切さだ。これには松井も深く共鳴し、授賞式後に実現したスペシャルトークでは感激の面持ちを浮かべながらこう語った。

「自分も(AKB)総選挙でやっと10回目で1位になれた時に『つらい時にやめなくて良かったな、諦めなくて良かったな』という言葉が一番最初に思い浮かんできたので。棚橋選手の言葉を聞いて、自分もそういう時があったなってジーンと思い出して聞いてました」

 昨年の棚橋はリング外での活躍も目覚ましく、初主演映画の公開を筆頭としたメディア露出で「プロレスの社会的地位を高めた」とまで評価された。充実の一年を過ごした中で、新たな使命感も生まれている。

「プロレスラーになりたい子ってこれから増えてくると思うんです。でもプロレスラーになって、そこで終わりじゃないぞっていうものを見せたい。それは一つ僕の役目だと思っていて。テレビに出させてもらったり、映画に出られたり、アイドルと対談できたり…夢あるっしょ? それこそ『珠理奈と対談したいから俺はプロレスラーになる』っていう人が出てきてもいいんです」

 海外に目を移せば、ザ・ロックのリングネームで世界最大団体WWEのトップレスラーとして活躍後、ハリウッドスターに転身したドウェイン・ジョンソン(46)のような例もある(別項参照)。だからこそトップ選手としての地位を保ったまま、活動の幅を広げる「憧れの職業」として認知させたいという思いがあるのだ。

「映画俳優」としての次なる狙いもある。「2018年の映画大賞がいろいろなところで発表が始まってますよね。まだ一つも『パパわる』が絡んでないので…僕、東スポの映画大賞が最後のとりでかなと思ってますんで」と前人未到の「プロレス大賞&映画大賞」ダブル受賞を猛アピールした。

 ビートたけし審査委員長(72)が独断で最終選出する「第28回東京スポーツ映画大賞」はすでにノミネート作品が発表済みだが「そこはコネクションですよ。ギブ・アンド・テークでいきましょう」と不敵な笑みを浮かべ「諦めない姿勢」の大切さを説いた。

 棚橋のマルチぶりには定評もある。主演映画を観賞した松井からは「棚橋選手は『何にでもなれちゃうんだな』って思いました。悪者役もできるんだ…って。これからいろいろな役が見てみたいなって思いました」と称賛されつつ「映画やドラマで共演してみたいと思いました。妹とか。お兄ちゃんがいなくて、かっこいいお兄ちゃんが欲しかったので」とラブコールを送られる一幕もあった。

 長年にわたり業界をけん引してきた棚橋によって、プロレスというジャンルは新たなステージに突入したと言っても過言ではない。「今回『社会的地位を――』とかいろいろ言ってもらって、プロレス大賞に新しい価値観を持ち込んでしまったので。そういう基準まで変えていくあたり、まさに100年に一人の逸材。自分で上げたハードルは自分で越えていきたいですね」。2年連続MVPとさらなる活躍舞台の拡大を目指し、平成の大エースが19年も全力疾走する。

【ドウェイン・ジョンソン映画で成功】ロック様ことドウェイン・ジョンソンは2016年に約70億円の年収があり、米経済誌「フォーブス」の「世界で最も稼いだ男優」ランキングで並み居るハリウッドスターを抑えて1位になった。17、18年も2位をキープ。当たり役は映画「ワイルド・スピード」シリーズのホブス捜査官で、主演した「カリフォルニア・ダウン」「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」も大ヒットした。

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