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元ノア王者・森嶋 暴行逮捕の衝撃全容 呆れた奇行&私生活


森嶋容疑者(左)は大仁田厚の復帰戦(10月28日、鶴見)にも顔を出していた

 プロレスリング・ノアなどで活躍した元プロレスラーの森嶋猛容疑者(40)が4日に東京・歌舞伎町でタクシー運転手の顔を殴りケガをさせた疑いで警視庁新宿署に現行犯逮捕されていたことが5日、分かった。タクシー料金の支払いをめぐってトラブルになり、運転手は頬骨を折る重傷を負った。森嶋容疑者はリング復帰プランが消滅するなど迷走が続いたが、近況を探ると異様な奇行を繰り返していたことが本紙の取材で判明した。元トップレスラーの転落人生に迫る――。

 森嶋容疑者は4日午後11時半ごろ、東京・新宿区歌舞伎町の路上でタクシーを降りる際に料金約1万8000円の支払いを拒否し、トラブルを引き起こした。現行犯逮捕され「押し問答になったことは間違いありません」と容疑を認めているという。

 2015年4月に糖尿病を理由にプロレスを引退した森嶋容疑者は今年7月に復帰を表明したが、9月に「化膿性関節炎」で手術。10月15日の復帰戦出場を断念し、予定された大会も中止になっていた。

 これと前後し、私生活もトラブル続きだった。復帰大会を主催するはずだったエス・ピー広告社とは縁が切れ、“住所不定”に。森嶋容疑者に近い関係者は「一時は新宿2丁目で知り合った人の家に転がり込んでいたようだ。その後、飲食店で住み込みで働いているなんて話も聞いたけど…」と証言する。着替えもろくにせず、飲み歩く日々が続いていたという。

 復帰戦が決まってからは、精神的に不安定になることも多かった。「(以前の生活拠点だった)岐阜から東京に出て、チヤホヤされて様子がおかしくなった。口癖のように自分のことを『スター』と呼んでいた」(同)

 しかし、仕事もせずにそんな生活を続けていれば、お金に困るのは自明の理。行きつけの新宿、四谷近辺の飲食店ではプロレス関係者やファンに金の無心をする姿が頻繁に目撃された。迷惑をかけ続けた結果、同かいわいでは多くの店から「出入り禁止」を通達されていたという。今回のタクシートラブルもその延長線上にあったことは間違いない。自称・スターの森嶋容疑者は金もないのに飲み屋にタクシーで乗りつけては、店内の他の客に料金の肩代わりを求めることがよくあった。無賃乗車の末に無関係の人に「お車代」をせびる元レスラーの姿は哀れとしか言いようがない。

 森嶋容疑者は同様の手口でプロレス会場にも勝手に訪れて観戦した。ある団体の試合では、森嶋容疑者のタクシー代を若手選手が500円ずつ出して捻出するという謎の光景が繰り広げられたことも…。もちろん毎回親切に肩代わりしてくれる人物が現れるとも限らず、運転手が泣き寝入りするケースも一度や二度ではなかったという。

 森嶋容疑者は逮捕当日、酒は飲んでいなかったというが、歌舞伎町でタクシーに1人で乗り、都内を移動後に再び歌舞伎町に戻ったところだったとされている。タクシー料金を払ってくれる人を探し転々とし続ける間に、料金が高額となり、トラブルになったのだろうか…。

 理解不能の奇行を連発した揚げ句、一般人に重傷を負わせたとなれば、もはや表舞台に戻るのは絶望的と言っていい。前出の関係者は「酒癖が悪くても、暴力を振るうなんてことは今までなかった。何があったのか…」とやりきれない表情を浮かべた。かつてはGHCヘビー級王者として、プロレス界の盟主だったノアの頂点に君臨した元トップレスラーの、なんとも切ない転落劇となった。

☆もりしま・たけし 1978年10月15日生まれ。東京・江戸川区出身。1998年に全日本プロレスに入門し、同年3月にデビューすると、巨漢を生かしたスタイルで活躍した。2001年からは、大相撲から転向した力皇猛と「WILD Ⅱ」を結成し、翌年にGHCタッグ王座を獲得。シングルでも08年3月に三沢光晴を破り、初めてGHCヘビー級王座に就いた。15年4月、血中のヘモグロビンHbA1c値の異常を理由に現役引退を発表。同年末に退団した。190センチ、125キロ。

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