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【新日本】17年連続G1出場の棚橋が宣戦布告“バック・トゥ・レスリング”


3年ぶりの夏男を狙う棚橋

 今度こそエース復権はなるのか。新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」(14日、東京・大田区総合体育館で開幕)の前日会見が都内の明治記念館で行われ、20人の全出場選手が集結。今メンバー中最多となる17年連続17回目の出場を果たすAブロックの棚橋弘至(41)は「大きな流れにあらがう」とテーマを掲げた。その言葉に秘めた野望と、モチベーションとは――。

 20人が勢揃いした会見場で、誰よりも輝きを放っていたのが棚橋だった。

「ライバルが誰とか、注目選手は誰とか、もう17回も出ていると、特に挙げる必要もない。強くて大きな流れ、今のマット上の流れにあらがうという意味で、ライバルは新日本プロレス」と堂々の口ぶりで3年ぶり3度目の優勝を見据えた。

 試練の年を迎えている。1月27日の札幌大会でIWGPインターコンチネンタル(IC)王座から陥落。5月4日の博多大会では当時のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)に敗れ、自身の持っていた連続防衛記録を破られる「V12」を許した。オカダ、内藤哲也(36)、そしてケニー・オメガ(34)に新日マットの主役を奪われて久しいが、G1を通じて時計の針を戻すことを狙う。

「棚橋がこんなこと言うようになるとは思わなかったですけど…『バック・トゥ・レスリング』ですよ。今の流れはプロレスの醍醐味がない。一つひとつの試合に情報が多すぎて、逆に語れないんです。そういう部分に危機感を感じるんですよね」。トレンドの画一化を防ぐために、再び中心に舞い戻る決意を強めた。

 モチベーションもある。G1後の9月21日に公開を控える初主演映画「パパはわるものチャンピオン」だ。「棚橋の注目度が映画の注目度。『パパはG1チャンピオン』からの『パパはわるものチャンピオン』ですよ。制作陣からの期待もヒシヒシ伝わってますから」と祭典の活躍で作品にハクをつけることを狙う。

 14日の開幕戦では1月にIC王座を奪われた鈴木みのる(50)と激突する。「僕には悔しい気持ちを自由自在にしまっておく能力があるんですけど、明日(14日)は1月27日の悔しい気持ちを解放します」。度重なる負傷で低空飛行が続いたエースが、逆襲の夏へ向かう。

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