【超花火】長与 爆破継承者に世志琥指名

2018年01月26日 16時30分

道場周辺をランニングする長与(左)らマーベラス勢

 女子プロレス界のカリスマ・長与千種(53=マーベラス)が25日、シードリングの世志琥(24)に電流爆破デスマッチの神髄を叩き込むことを誓った。超花火プロレス「電流爆破フェスティバル」(28日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)の「爆女王選手権」で初対決する後輩を早くも爆破継承者の一人に指名。この狙いとは――。

 長与は保持する爆女王ベルトをかけ、28日の大阪大会で世志琥、アイスリボンの藤田あかね(31)、そして“極悪男”TARU(53)が送り込むブードゥー・レディーマスクと4WAYマッチ形式で激突する。

 女王として臨む戦いで、最も注目するのは初の爆破戦となる世志琥だ。「やりたくない子が入ってくれば面白いと思っていた。もっと大々的に出してあげればいいのに、超花火実行委員会は下手だね。ただ、世志琥と絡むことは考えてなかったから、千種にしてみればサンキューだよ」と主催者のプロモーション方法に苦言を呈しながらも歓迎の意を表した。

 団体は違えど、世志琥はかねて期待をかけている後輩だった。スターダム時代に“凄惨マッチ”騒動を起こし、一度は現役を引退しながら、復帰の報告に訪れてくれた際には涙を流して喜んだ。その後も何かと動向を気にかけていたが、昨年から総合格闘技マットに進出したことだけは理解できない。

「出るべきじゃない。女子レスラーがいいように使われているだけ。彼女はプロレスラーだし、素質があるんだからプロレス道を貫くべき。キング・カズ(サッカー元日本代表FW三浦知良)だって一つのことを極めたからキングって呼ばれるようになったでしょ!?」

 だからこそ、爆破戦を通じて伝えたいことがある。「お前とやって、教えられる気がする。これまでと全く違う世界のプロレスをね。とりこになるのかならないのか分からないけど、全力は尽くす。それで(総合に)上がると言わないことを祈る」

 昨年引退した大仁田厚(60)から引き継いだ邪道マットを次世代にバトンタッチするのが長与の役目。世志琥も継承者の一人に認めることで爆破に専念させ、総合マットからの撤退を促す方針だ。「そこに電流が流れるバットがある。殴る勇気、殴られる覚悟はできたか?」というメッセージは世志琥に届くのか。