ゼロワンは6日、女子プロレス「シードリング」の世志琥(24)が電流爆破デスマッチに初参戦すると発表した。28日の超花火プロレス「電流爆破フェスティバル」(エディオンアリーナ大阪第2競技場)で、女子の爆破ベルトを懸けた「爆女王選手権」に出場する。

 昨年11月3日の川崎大会で、世志琥と同じシードリングに所属する高橋奈七永(39)が爆破マッチに初参戦し、長与千種(53)と対戦。この試合で敗れた高橋は1・28大阪大会で長与と再戦する意向を表明した。だが、この状況に怒りを爆発させたのが世志琥だった。

 14日のシードリング・後楽園ホール大会で「高橋vs世志琥」の一騎打ちが決まっているにもかかわらず、その2週間後の爆破戦に集中する高橋の姿勢が許せなかった。そこで世志琥は「高橋奈七永が爆破をやるなら、あたいもやってやる」と表明したのだ。

 勢いで口にしてしまった言葉だったが、超花火実行委員会は世志琥の気持ちが変わる前にと即座に参戦を認め、このほか参戦希望を出していたアイスリボン・藤田あかね(31)の出場も認めた。

 これにより1・28大阪大会では長与、世志琥組vs高橋、藤田あかね組の電流爆破デスマッチが決定。しかも、長与が保持する爆女王ベルトが懸けられることになった。昨年は総合格闘技にも挑戦した世志琥が、いよいよ未知なるマットに出撃する。