9月20日の後楽園ホール大会で引退興行を行う女子プロレスラーの紫雷美央(27)が、30日のアイスリボン後楽園大会で藤本つかさ(32)との一騎打ちに臨んだ。

 このほかWAVE、OZアカデミー、ユニオンの4団体に所属する美央にとって、アイスリボンでは今大会がラストマッチ。盟友の藤本を最後の相手に指名した試合では、感傷に浸ることもなくイス攻撃に顔面蹴り、頭突きと“らしさ”全開。最後は14分46秒、日本海式竜巻原爆固めで3カウントを許したが、晴れやかな表情だった。

 試合後は藤本から「こんなすごい人が引退するなんて、みんな思わない」とねぎらわれると、美央は「この試合を見て、下の子たちが何かを感じてくれるだろうなって思う」と今後のアイスリボンに期待を込めた。