女子プロレス「アイスリボン」の世羅りさ(23)が18日、初のプロデュース興行(24日、東京・後楽園ホール)で使用するデスマッチアイテムを披露した。

 同大会はアイスリボン後楽園大会の後にワンマッチ興行として行われるもので、世羅、星野勘九郎、稲葉雅人組と成宮真希、宮本裕向、木高イサミ組が「人毛デスマッチ」なる試合形式で対戦する。この日、試合のイメージが湧かないというパートナーの星野を呼び出した世羅は「その名の通り、髪の毛を使ったデスマッチです。リングの周りに、1トンの人毛を敷き詰めます。髪が目や肺に入ると非常に危険なんです」と説明した。

 東京と埼玉の理髪店から髪を集めており、既に500キロに達しているという。さらに試合当日は公認凶器として業務用のりの使用が認められる予定。他人の髪の毛を体中に貼り付けられたらたまったものではない…。世羅は、用意した20キロの人毛とマネキン人形を使って公開実験すると、稲葉は「オ、オカンの髪の毛と同じにおいがする…」と鳥肌を立てながら、会見場を去ってしまった。

 プロレス史上前例がない何とも気色悪いデスマッチを考案した世羅は「相手を毛まみれにしてやりま~す」とケロッとした表情。なお同大会は「1000円カット」にちなみ、入場料金も一律1000円に決まった。