女子プロレス「アイスリボン」のICEx∞王者の藤本つかさが5日、新人の雪妃真矢(ゆきひ・まや)を引き連れ、28日の後楽園ホール大会(正午開始)のPRのため、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪問した。

 藤本は同大会でJWPの中島安里紗の挑戦を受けるが、同日夜のJWP後楽園大会では挑戦者として中島の持つJWP無差別級王座に挑戦する。王者と挑戦者が入れ替わる異例の昼夜タイトル戦の連戦だ。本来は「ダブルタイトルマッチ」にする選択肢もあったが、藤本は「私のベルトに挑戦してほしかった。彼女も同じ気持ちだったと思う。これは運命ということです」と胸中を明かした。

 狙うはもちろん、2冠女王だ。

「私が夜(JWPの)ベルトを取っても先にベルトを取られたら、彼女が何時間か2冠王になる。それは絶対に許せない」と言い切り、2連勝を誓った。

 また、雪妃は先月24日にデビューしたばかり。フェリス女学院大を卒業後、銀行員として働いていたが、プロレス入りした異色のルーキーだ。藤本によれば「吸収がすごく早い。受け身をすぐに取れるようになった」というまさに“金の卵”。雪妃も「スワントーンボムを使えるようになりたい」と宣言。現在、米TNAで活躍するジェフ・ハーディーの必殺技を習得し、将来のトップレスラーを目指す。