アイスリボンの東京・後楽園ホール大会(31日)でエースの藤本つかさ(31)と対戦した極悪・ダンプ松本(53)は、同団体に激辛アドバイスを送った。

 ダンプが「アイス(リボン)の子にメーンは務まらない」と発言したことから、実現した今回の一騎打ち。藤本は「団体の力」を証明するため全選手を従えて、業界最長老に挑んだ。だが、何度も肉塊にハネ返されると竹刀で叩かれ、フォーク攻撃で流血と手も足も出ない。最後はダンプがレフェリーをフォークで突き刺し、反則勝ちを収めたが内容的には完敗。アイスリボンの実力を見せられなかった藤本が涙を流して悔しがっていると、さっさと引き揚げようとするダンプを所属選手が全員で足止め。強引に本部席へと座らせ、メーン(成宮真希&つくしvs世羅りさ&くるみ)の観戦を願い出た。

 仕方なく、試合を見守ったダンプは、中学生レスラー・くるみ(14)と機動力で勝負するつくし(16)を絶賛したが、メーンの戦いを目の当たりにしても、自身の考えが改まることはなかった。「セミであれだけ熱気があった後に、メーンで寝技でタラタラやられたらお客さんがシーンとしちゃうのも当たり前だよ。ここはメキシコじゃねえんだぞ!」と声を張り上げた。

 一方で、くるみからアンコ形ユニット「もっちり」への加入を要請されたことに、ダンプは「考えとくよ」と保留して会場を去った。

 アイスリボンに再び参戦する可能性もありそうだ。