女子プロレス「アイスリボン」が16日、埼玉県内のアイスリボン道場で会見を開き、「アイスリボン~冬物語~」(23日、後楽園ホール)の全カードを発表した。メインではV4中の王者鈴季すず(18)に藤本つかさ(37)が挑戦するICE×∞選手権が行われる。

「いつも相談、アドバイスをくれる『母』。藤本つかさ時代を終わらせる役割を果たしたい。(育ててもらった)恩返しじゃなく親孝行したい」と意気込みを示した鈴季に対し、藤本は「ホントにかわいい後輩。すずが一番やりたいことも知っている。だから迷わないよう、悩まないように私が王者となって道しるべとなる」と言い放った。

 胸のつかえも取れての王座戦となる。全日本プロレスの諏訪魔(44)と石川修司(45)の暴走大巨人が立ち上げた女子部門「エボリューションガールズ(エボ女子)」のアドバイザーを務める藤本だが、肝心の暴走大巨人が解散。これに憤慨していたところだった。

 だが、諏訪魔の「大丈夫。このままアドバイザーを続けてほしい」との言葉を知り「よかった。しかも(柔道の実力者や元女子プロ団体の練習生など)もう候補がいるなんて、しっかりしてる。やるな!」と逆に評価した。自身も「エボ女VSアイスの対抗戦とかも面白い」と今後のビジョンも描く。そのためにもベルトを取ってハクをつけたいところだ。