女子プロレス「アイスリボン」のエース、藤本つかさ(35)が新元号「令和」一番乗りの王座戴冠を狙う。

 5月1日の横浜ラジアントホール大会では3WAY形式で争われるトライアングルリボン選手権に出場し、王者のバニー及川、挑戦者の雪妃真矢と対戦する。正午開始大会の第1試合に決定し「新元号になって最初の女子プロレスの大会ですし、あえてタイトル戦を第1試合に組んでもらいました。令和最初のベルト奪取を狙っています」と一層、王座取りへの気持ちを高めた。

 昨年度の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」で初の女子プロレス大賞を受賞するも、その後にシングルのICE×∞王座から転落。今年に入り話題を振りまいたのは巨大パンダ、アンドレザ・ジャイアントパンダの妻、ティンティンのデビュー戦の相手を務めた3月の試合だけだった。

「あの印象が強烈過ぎて、今でも『パンダを見ると藤本を思い出す』と言われるんです…。このままじゃ私の2019年はパンダだけで終わってしまいます。なおさら、タイトル戦線でインパクトを残したい」

 同王座は自身が09年に創設したもの。「コミカルな要素が強くなってきたので、人生の縮図を示すベルトに戻す。ここから巻き返します!」と予告し、決戦に向けて闘志をみなぎらせた。