爆女王決定戦が16日の超花火プロレス・川崎大会で行われ、挑戦者・高橋奈七永(40=シードリング)がタッグマッチ形式の王座戦を制し、第4代王者に輝いた。

 奈七永は水波綾(30=WAVE)と組んで王者・世羅りさ(27=アイスリボン)、松本浩代(33)組と激突した。タッグ戦形式の同王座戦は王者が勝利した場合は防衛、その他3人いずれかの挑戦者が勝利した場合は王座移動となる。

 つまり出場選手にとってはパートナーの勝利も事実上の敗北に該当し、チーム内での足の引っ張り合いも不可避。4WAYでやったほうがはるかに分かりやすいのでは…?という疑問を禁じ得ないルールだ。

 大日本プロレス・宇藤純久(30)との結婚を発表したばかりの世羅(新妻)と、戦前から舌戦を繰り広げていた奈七永(独身)は、序盤から場外で有刺鉄線竹刀を奪って猛攻。さらにイス攻撃を連発して試合の主導権を握りながらも、逆に世羅に電流爆破バットを浴びてしまい一転して窮地に陥った。

 それでも、同じく電流爆破を浴びた水波を救出し戦列復帰すると、松本に有刺鉄線上のインプラントを発射して反撃開始。これで勢いに乗ると、ナナラッカでダウンした松本を電流爆破バットで爆殺し、激闘に終止符を打った。

 所属団体で保持するビヨンドザシーの白いベルトに加え、爆女王の赤いベルトも奪取した奈七永は「これが結果。4代目王者として高橋奈七永がもっともっとハクをつけて、女子プロのステージを上げさせてもらいます」と豪語。「かかってきたい人は、どんどん飛び越えてきてもらって構いません!」と、2冠を勝ち誇った。