女子プロレス「シードリング」20日の後楽園大会で、ビヨンドザシーシングル王者の高橋奈七永(40)が世志琥(25)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

 必殺の冷蔵庫爆弾(ダイビングボディープレス)を返され、右腕にアームロックを決められた王者は、続けて豪快な首折り弾を浴びて窮地に陥った。それでもダイビングセントーンを狙う世志琥をコーナー上で捕獲し、雪崩式ナナラッカで形勢逆転に成功。最後はスライディングD、インプラントから冷蔵庫爆弾につなげて勝利した。

 2016年3月以来の一騎打ちを制し「このベルトを私が巻いている限りは女子プロ界最強の証しとして輝かせていきたい。もっと若くてイキのいい世代が(上に)行ったらいいかもしれない。でも私は行かせない」と勝ち誇った。

 V2戦の挑戦者候補には昨年12月に不覚を喫した水森由菜(29=我闘雲舞)の名前を挙げた。さらに2月16日の超花火プロレス・カルッツかわさき大会で世羅りさ(27=アイスリボン)の持つ女子電流爆破王座「爆女王」に挑戦するプランも披露。「(自分は川崎で)電流爆破をやりたいと言っています。そのベルトも取って2冠になろうかな」と豪語し、女子プロ界の中心を狙う決意を示した。