【アイスリボン】藤本つかさ ベルト死守を自らに厳命「もっと突出しないとダメ」

2018年12月28日 12時00分

火花を散らす雪妃(左)と藤本

 東京スポーツ新聞社制定「2018年度プロレス大賞」で女子プロレス大賞を初受賞した「アイスリボン」の藤本つかさ(35)が、大みそか決戦に向けて胸中を語った。ICE×∞王者として31日の東京・後楽園ホール大会では雪妃真矢とのV4戦に臨む。団体の中心から業界トップへと躍進した今年を最高の形で締めくくり、来年につなげるためにも、ベルト死守を自らに厳命した。

 平成最後の大みそかに、女子プロレス最後の興行を行うのがアイスリボンだ。後楽園大会の大トリは王者・藤本VS挑戦者・雪妃のICE王座戦。2人の王座戦は、藤本のデビュー10周年興行として開催された8月26日横浜文体のメインを飾った黄金カードだ。

 決戦に向けて藤本は「8月の文体で雪妃とああいう試合をして勝ったことで自信がついたんです。あれがキッカケで、自分がもっと突出しないとダメだ、先陣を切らないとって。だから来年は新しい人と防衛戦をして、新しい感情を見つけたいんです。そのためにも雪妃には勝たなきゃいけない」と胸中を明かした。

 8月の試合までは「取締役選手代表」という肩書に捉われ、気がつけば団体のプロデュース業に重点を置いている自分がいた。だがあの試合で、一選手として上を目指そうという気持ちを駆り立ててくれた。未知なる相手を挑戦者として迎え撃つためにも、まずは約4か月ぶりに激突する難敵を退けなければならない。

 高まる周囲の期待は感じている。女子プロ大賞の受賞を宮城県内に住む父の英雄さんと母のきみえさんに伝えると、大喜びの両親は自分たちのきょうだいだけでなく、友達にまで娘の快挙を報告。中には藤本がプロレスをやっていることを初めて知った人もいたそうだが、英雄さんの会社にまで「おめでとう」という祝福の電話が届いた。

「この賞は『来年も頑張れよ』っていう賞だと思う。女子プロレスの全盛期をアイスリボンがつくるためにも、私がベルトを持っていないとダメなんです。だから防衛は必須。死守します」

 プロレスラー人生の大きな分岐点になった今年の漢字一文字には「超」を選んだ。同王座の最多防衛記録「V11」は自身が持つ。「もちろん記録もそうだし、来年は今年の藤本つかさを超えます」。新エースが2019年の女子プロ界をけん引する。