女子プロレス「アイスリボン」12月2日の千葉・Blue Field大会で、同団体初となる電流爆破デスマッチの開催が緊急決定した。

 電光石火の決定劇だった。28日の東京・両国KFCホール大会で行われたICE×∞選手権は、王者の藤本つかさ(35)が世羅りさ(26)をたいようちゃん☆ボム(変型前方回転エビ固め)で下し、V3に成功した。

 試合後に藤本は電流爆破戦について言及。女子の電流爆破王座「爆女王」を保持する世羅から、アイスリボンマットでの開催を求められていたからだ。

 これまで一貫して「ノー」の姿勢だったが、この日は態度が軟化。「所属団体の子が夢をかなえられない団体にしちゃダメだよね。世羅がやりたいと言った電流爆破マッチ、受けます」とついに受諾の意思を示した。

 これにより藤本VS世羅の爆破戦が正式決定。だがバックステージでは「自分の気持ちは置いておいて、アイスリボンのためにやるからにはやるという感じです」と吐露し、苦渋の決断だったようだ。
 
今年4月にはスターダムが初の爆破戦を開催し、紫雷イオ(28=WWE)の出場で話題になった。くしくもカリスマ・長与千種(53)も11月に佐賀での爆破戦に出場予定。創始者・大仁田の復帰とともに、邪道マットが活気づいてきた。