俺が代わりに行く。ドラゴンゲートの暴走軍団・ヴェルセルクのリーダー、鷹木信悟(33)が8日、戸澤陽(31)から“米国行きの切符”を強奪すると宣言した。

 戸澤は11月3日大阪大会を最後にドラゲーを退団。先のクルーザー級クラシックトーナメントではベスト8入りしており、WWE挑戦が濃厚だ。しかし鷹木は真っ向から異を唱える。12日の後楽園大会では、戸澤が所属するモンスターエクスプレスとヴェルセルクが「敗者ユニット解散マッチ」を行うからだ。

「ドリームゲート挑戦も失敗(9・22大田区)して、自軍が解散までしたら、どのツラ下げて米国に行くんだ? 覚悟が足りない。どこの団体に行くか知らないが、そんなんじゃ通用しない。俺が代わりに行ってやるよ」 しかも11・3大阪は戸澤の希望で、同世代6人(戸澤、鷹木、YAMATO、吉野正人、B×Bハルク、土井成樹)によるタッグ戦が決まった(組み合わせは後日決定)。これも鷹木には感傷的なものにしか映らない。「俺は了承していない。残った人間はまだ戦い続けなくちゃいけない。この日だけ垣根を越えるとか無理。どうせなら1人で5人掛けやれよ。その後に俺がシングルやってもいい。完全に潰す」

 ヴェルセルクは現在9人まで増員し、ドラゲー最大軍団となった。「負ける要素がない。解散しても新しい軍団つくるなら意味がないし、モンスター軍は負けたらヴェルセルク二軍にしてやる(試用期間3か月)。それから戸澤、お前が挑戦したい団体の現場責任者の電話番号を置いてけ。俺が直接交渉する」とあの極悪最高権力者(47)との直談判まで示唆した。