Uになる。ドラゴンゲートのベテラン・望月成晃(46)が船木誠勝(47)との初対決に向け、肉体改造に取り組んでいる。

 望月は年間最大興行の24日兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で藤原喜明組長(67)と組んで、船木&ドン・フジイ(45)組と激突。船木は昨年12月の博多大会でドラゲーに初参戦しており、今回が2度目の登場となる。

「第2次UWFの船木さんは憧れの存在だった。今を逃したら、もうチャンスはないと思い、自分から手を挙げた。四半世紀以上も育んだ恋心が成就するようなものですよ」と望月は目を輝かせた。

 そのために10キロ以上の減量を敢行中だ。

「ドリーム王座挑戦などの大一番では必ず減量しますが、今回は特別。2か月前は90キロあった。最終的には80キロを割るまで落とす。キレのある体で船木さんの前に立たないと失礼」と望月。

 現在はたんぱく質中心の食事に切り替え、一日10キロのランニングと、原点でもある空手道場で2時間、打撃の強化に取り組んでいる。ウエートトレは午前と午後の2回。ストイックな姿勢はまさにハイブリッドレスラーと重なる。

 最近の船木はリアルジャパンでレジェンド王者になり、FMWでは有刺鉄線マッチに挑むなど、幅広い活動を見せているが、望月は「今でもあの肉体を維持しているからすごい。顔面に蹴りや掌打を叩き込んで打撃勝負を狙う。勝てばその後も見えてくる」と意気込む。

 シングル激突も視野に入れ、研ぎ澄まされた体で神戸のリングに向かう。