4日のドラゴンゲート福岡・博多スターレーン大会で行われたオープン・ザ・ドリームゲート選手権は、王者の鷹木信悟(32)がドン・フジイ(45)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

 約5年ぶりの同王座挑戦となった大ベテランを前にしても、王者は容赦しなかった。机とイスでフジイを殴打すると「どうした! ポンコツ!」と罵声を浴びせながら踏みつける始末。

 相手の猛攻も難なくかわすと、最後は必殺のパンピングボンバー(ラリアート)で快勝した。

 試合後は挑戦者をねぎらうどころか「これが現実だ。今後は二度とドリームゲート挑戦は口に出すな。そして、この試合を機に引退カウントダウンがスタートするかもな」と非情通告。さらに「CIMA、Gammaも黙ってんじゃねえぞ。お前らにも関係ある話だからな」と続けた。試合前に本紙で予告していた通り、新ユニット「ヴェルセルク」を率いる王者は、ドラゲー改革の第一歩としてベテラン勢の大リストラを敢行するようだ。

 名前を呼ばれなかった最年長の望月成晃(45)もリングに上がり抵抗を示したが「時代は移り変わっているんだ。邪魔するなら力ずくで排除する」と予告。大ナタを振るう王者はもう誰にも止められない。