新勢力にして最大勢力の誕生だ。9日のドラゴンゲート東京・後楽園ホール大会で、「団体内革命」を打ち出すオープン・ザ・ドリームゲート王者の鷹木信悟(32)がオープン・ザ・ツインゲート王者の土井成樹(34)、YAMATO(34)組と結託。サイバー・コング(33)、Kotoka(25)、問題龍(32)、Eita(23)を加えた7人で新ユニットを結成すると宣言した。

 事件は第1試合終了後に起こった。関係ないはずのシングル&タッグ王者がリングを占拠すると、スポークスマン化したKotokaが「この新ユニットが今日、全勝する!」と通告。さっそくファンの反発を誘う。

 試合では、鷹木がコング、Kotokaとトリオを結成。吉野正人(35)率いる古巣「モンスターエクスプレス」と6人タッグ戦で対決した。チームワークにたける相手だったが、最軽量のしゃちほこBOYに照準を定める姑息な戦法。最後は鷹木のパワーボムからKotokaのカルデラ(変型ダイビングフットスタンプ)で完勝した。

 試合後の鷹木は、オープン・ザ・トライアングルゲート王者組のCIMA(37)、Gamma(42)、ドン・フジイ(45)を呼び出し、10・8後楽園大会での挑戦を巧みに承諾させた。控室でも「ガラクタ同然のベテランを排除する」と独裁者を気取ったが、来月にも“改革”は完遂されてしまうのだろうか?