ドラゴンゲートのドリームゲート王者・KAI(38)が、独自のネットワークを駆使した防衛ロードを視野に入れた。

 昨年12月の福岡大会でYAMATOを撃破。2007年にデビューした全日本プロレスで次代のエース候補と言われた男は、紆余曲折を経てドラゲーの最高峰王座を獲得した。「真っ向勝負の完全決着で取ったんだ。何も言うことなかっただろ? 全日本とかW―1から外に出て行ったヤツで、団体最高峰のシングル取ったのは武藤敬司と俺だけだな」と豪語する。

 挑戦者には吉田隆司が名乗りを上げているが、大小問わずさまざまな団体を渡り歩いてきたKAIはボーダーレスな展開も考えているという。「取った時にいつなんどき、誰の挑戦も受けると言ってるから。でもね、ドラゴンゲート、井の中の蛙だろお前ら。外にこのベルト向けてもいいんだぞ。老舗の団体とか新しい団体、海外とかインディ、それに浜口ジム。そういうコネクションを利用することもできるでしょ」と不敵な笑みを浮かべた。

 現在、交流があるノアは8日に新日本プロレスと対抗戦を行い話題を呼んだ。「まあプロレス界は本当に何が起こるか分からねえからな。なにしろ俺がドリームゲート王者になったくらいだから」と全方位に目を向けているという。

 ちなみに同大会では同期であるSANADAと征矢学のマッチアップも実現したが「俺の地元の横浜で勝手なことしやがって! でも何も伝わってこねえぞ? どうなってるんだよ! バイバーイ!」と、興味があるんだかないんだか分からないコメントに終始した。