ドラゴンゲート12日後楽園大会で行われたオープン・ザ・ブレイブゲート選手権は挑戦者のドラゴン・ダイヤ(23)がSB KENTо(21)を撃破し第44代王者に輝いた。

 この日の大会は試合ごとの入場テーマ曲をもって出場選手及びカードが発表される方式で行われた。オープン・ザ・トライアングルゲート選手権では「マスカレード」のシュン・スカイウォーカーが極悪軍団「R・E・D」に寝返り、R・E・DからEitaと石田凱士が追放される大荒れの展開。だがこれで大会は終わらなかった。

 斎藤了GMはR・E・Dのセコンドについていてまだこの日試合をしていなかったKENtоにブレイブ王座戦が残っていることを通告。挑戦者として呼び込まれたのは、昨年12月後楽園大会のマスカラ戦で敗れ素顔になってから姿を消していたダイヤだった。

 素顔のダイヤは登場早々にスワンダイブミサイルキック、トぺ・コンヒーロを発射する。KENTоのセコンドに付いていたR・E・DのH・Y・Oがパウダー攻撃で援護しようとすると、ダイヤ・インフェルノが姿を現しパウダーを譲り受けた。

 ところがインフェルノはR・E・Dを裏切って、パウダーをKENTоに投げつける。マスクを脱ぎ捨て、素顔の吉岡勇紀の姿となった。

 このアシストを受けたダイヤは必殺のレプテリアン(飛び付き式前方回転エビ固め)で3カウントを奪取。ブレイブ王座初戴冠を果たした。

 約1か月ぶりにドラゲーマットに帰ってきたダイヤは「俺はあの日マスクを失って、ドラゴン・ダイヤのマスクとともにマスカレードにも別れを告げたんだ。吉岡さんと話して、さらなる可能性を求めて、この2人でやっていくことにした。タッグでやっていく以上、欲しいベルトがあるんだよ。ツインゲートのベルトだ。挑戦させろ」と、KENTоとH・Y・Oの持つツインゲート王座挑戦を表明。13日後楽園大会でのタイトルマッチが電撃決定した。