ドリームゲート初戴冠のハルク ドラゲーマットを“浄化”

2014年07月21日 15時55分

YAMATO(右)をFTXで後頭部からマットに叩きつけるハルク

 ドラゴンゲート年間最大の祭典、兵庫・神戸ワールド記念ホール大会が20日に開催され、一匹狼のB×Bハルク(34)が極悪王者・YAMATO(32)を撃破。7度目の挑戦で、オープン・ザ・ドリームゲート王座初戴冠を決めた。9650人(超満員札止め)の大観衆の目前でついに至宝を手にしたハルクは、悪に染められたドラゲーマットの“浄化”を誓った。

 無法者集団「マッド・ブランキー(MB)」を離脱し、正義に目覚めたハルクが、とうとうドラゲーの頂点に立った。

 その道は遠く険しかった。王者のYAMATO陣営にはMB軍がズラリとセコンドにつく。結果的に最後まで珍しく介入はなかったが、ギリギリまで精神的なプレッシャーをかけられた。そんな状況でハルクは足に集中砲火を浴びる。両足をまとめてドラゴンスクリューでネジられ、5分近くも足4の字固めに捕らえられた。

 だが、30分手前から大技の連発で逆転Vをつかみ取った。FTX(変型ドライバー)を危険な角度で後頭部から叩きつけると、カカト落としから側頭部へのキック乱打。最後は完璧なフェニックススプラッシュを投下して歓喜の瞬間を迎えた。

 入門から10年。ハルクは2011年のシングル最強決定トーナメント「KING OF GATE」や、ドラゴンゲートUSA「オープン・ザ・フリーダムゲート王座」初代王者に就いているが、ドリームゲートは初戴冠。しかも、この日はドラゲーの前身「闘龍門JAPAN」の旗揚げから数えての15周年記念大会で、その節目の最大イベントのメーンで夢をかなえた。

 YAMATOとは、かつてMB軍の同門だったが5月に独立。度重なる乱入や反則攻撃を繰り出す自分に嫌気が差した。せっかくの晴れ舞台もMB軍・土井成樹の襲撃でぶち壊された。ベルトで顔面を殴りつけられ、「ハルクなんかより俺のほうが王者にふさわしい」と暴言も浴びせられた。

 それでもハルクは「上等だ。いつでもやってやる。MBのスタイル、俺は認めない」と土井の挑戦を受諾。
 次期挑戦者も正攻法で叩き潰し、ドラゲーマットをクリーンアップする覚悟を決めた。