ドラゴンゲートのカリスマ・CIMA(36)が20日神戸ワールド記念ホール大会に向け、断食生活を乗り越えた。

 ドラゲーマットで第一線を退きつつあるCIMAは、7年ぶりに参戦する元WWE戦士マット・サイダルと組んで吉野正人、リコシェ組と対戦する。ドラゲーを離れてロウでも活躍したサイダルは18日、関西国際空港を経由してCIMAと合流。CIMAは「ボクが経験したこともないステージで活躍した。初タッグぐらいの気持ち」と胸を高ぶらせた。

 高齢化著しいマット界からすれば決して高齢でもないが、新陳代謝の激しいドラゲーでは超ベテラン選手。だが、タイトル戦線から一歩引いても、プライドまでは消えていない。神戸決戦に向けて5か月かけて肉体改造し、約4日間の断食も行った。

「首のヘルニアもあってあまり重い練習はできない。去年の神戸ワールドの時は81~82キロ。今年の初めは90キロあった。今のDG全選手に対するものもあるし、神戸ワールドとお客さんにも失礼。80キロは切らないと」。年間最大の祭典で健在ぶりを証明する。