ドラゴンゲートのオープン・ザ・ドリームゲート王者、土井成樹(39)がV3戦(8月2日、和歌山県立体育館)で迎え撃つEita(28)を一刀両断だ。「KING OF GATE(KOG)」優勝決定戦で敗れた雪辱戦となるが、Eitaは優勝者が挑戦者に回ることを不服とし王座戦を拒絶している。

 団体の発表後も難癖をつける挑戦者に対し、土井は「失礼ですよね。ドリームゲートを巻いたことがないのに、KOGを優勝して一選手として頂点を取りにこないなんて」と糾弾。Eitaは土井の盟友・吉野正人(39)の即時引退を受諾の条件とするが、「ドリームゲートと全く関係ない」と切り捨てた。

 新型コロナウイルス禍の影響で興行自粛、無観客試合と段階を踏み、ようやく有観客大会での王座戦となる。それだけに「久々のタイトルマッチで元気な姿を見せたい。土井成樹対Eitaを見たい方には申し訳ないけど、あいつがやる気ないなら代わりはいくらでもいる」と語る。挑戦者変更も辞さない覚悟で「無観客で再開して若手が頭角を現してきてますし、Eitaが『なんであいつなんだよ』とヤキモチを焼く選手を(代替挑戦者に)指名してもいい」と“最後通告”を突きつけた。

 15日の後楽園大会ではタッグマッチで前哨対決。敵軍誤爆に乗じてバカタレスライディングキックを決めてEitaから直接勝利を収めた。ワガママなKOG覇者との王座戦の行方は果たして――。