ドラゴンゲートのオープン・ザ・ドリームゲート王者・土井成樹(39)が、V3戦(8月2日、和歌山県立体育館)で迎え撃つKING OF GATE覇者のEita(28)に先勝した。

 12日の大阪大会で土井は近藤修司との「闘龍門世代」で、極悪軍団「R・E・D」のEita、ビッグR清水組と激突。試合前には土井とEitaが舌戦を展開した。

 口火を切ったのは挑戦者のEitaだ。八木隆行大会本部長に対し「なに勝手にドリーム組んでんだよ。俺がいつこのベルトに挑戦するって言った? それから土井、おまえは俺に完敗してるじゃねえか。そんなやつがチャンピオンでいいのか? そのベルトはすでに俺のもんなんだよ。それからもう一つ。吉野(正人)だよ。吉野が引退したら俺が挑戦するって言った。吉野は今日、ここで試合してたじゃねえか。どういうことだ。説明しろ」と迫った。

 八木統括本部長が「いつまで自分勝手なこと言ってんだよ。いつまでもわがまま言ってるんだったら、お前の挑戦権剥奪して他のやつに挑戦させるよ」と通告したところで、王者の土井は「挑戦せんでええわ。こいつの代わりなんかナンボでもいてるわ。2回勝つ自信がないだけ。吉野の引退どうこう関係ない。俺から逃げてる。ドリームゲートから逃げてるだけやんか」と挑発した。

 するとEITA組が襲いかかり、土井に2人がかりで攻撃。試合は荒れ模様となり、最後はトラースキックからイダルゴを狙ったEitaをかわし、土井が変型クラッチで丸め込んで3カウントを奪取した。

 前哨戦で勝利を収めた王者は「完璧な3カウント取った。Eita、和歌山でお前が挑戦するかせいへんか任せるけど、結果は一緒やぞ」と豪語。一方、敗れたEitaは「今日は近藤がいたから勝ったんじゃねえのか。1対1はそうはいかないぞ。俺がまとめて全員ぶっ潰してやるよ。待っとけよ」と言い残し、ふてぶてしい表情でリングを後にした。決戦までまだまだ波乱含みだ。