ドラゴンゲートのオープン・ザ・ドリームゲート王者の土井成樹(39)が「KING OF GATE(KOG)」制覇後の青写真を明かした。

 団体のシングルナンバーワンを決める今年の同トーナメントは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客開催が決定。公式動画配信サイト「ドラゴンゲート・ネットワーク」で配信される。土井は「本当の意味で地力が試される。カメラの奥のお客さんにパフォーマンス落ちてるじゃねえかというお叱りを受けないように。いつも以上の力を発揮して、見ている人に元気とか、熱いものが伝わればいいと思います」と腕をぶした。

 ここ2年はドリーム王者が不参加だったが、敢然と参戦を決めた。「優勝した人が挑戦権(を獲得)みたいな流れがあった。僕がエントリーして優勝すれば誰が一番かハッキリする。KOGが挑戦者決定戦みたいになるイメージを変えたい」と説明。優勝することで挑戦者指名権を獲得し、王者優位の防衛ロードを築き上げるつもりだ。

 さらにシングル敵なしを証明すれば、もう一つの野望も生まれてくる。唯一無二の名タッグ「土井吉」として活躍してきた盟友・吉野正人(39)が首のケガの悪化により今年限りでの引退を表明している。土井は「またシングルが見たいという人もいれば、タッグでツインゲート(のベルト)を巻いてほしいという声も聞くので。僕自身もどちらか2択と言われたら組むほうがいいかなと。ドリーム持ってKOGも優勝して、吉野と最後の引退ロードにツインゲートっていうのもありかもしれないですね」。タッグ戦線も視界に入れつつ、KOG制覇を誓った。