ドラゴンゲートの福岡国際センター大会(23日)で、ドラゴン・キッド(42)がEita(27)とのマスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者覆面剥ぎもしくは丸坊主)に激勝。マスクを死守し怨敵を丸坊主にした。

 痛めていた左腕に一点集中砲火を浴びたキッドは、20分過ぎからEitaのセコンドについていたR・E・Dの串刺し攻撃を浴びる。しかし、キッドのセコンド・マキシマムが助太刀に入り、試合は両軍入り乱れる総力戦となった。

 25分過ぎ、Eitaのトラースキックを浴びて窮地に陥りながらも、土井成樹がR・E・Dのボックス攻撃を阻止。逆に奪い取ってEitaに一撃を浴びせてみせた。絶好のアシストを受けたキッドは、ウルトラ・ウラカン・ラナを決めて大乱戦に終止符を打った。

 試合後のリング上でEitaの断髪を終えたキッドは「21年間(マスクを)守り続けてきたドラゴン・キッドも22年目に入りました。そして来年2019年は、ドラゴンゲート20周年の年になります。さらに面白いドラゴンゲートにしたいと思います。これからもドラゴンゲートで盛り上がれ!」と絶叫。ベテランが年内最後のビッグマッチを締め、ドラゴンゲートはメモリアルイヤーへ向かう。