DDT20日の東京・両国国技館大会で、映画コメンテーター兼プロレスラーのLiLiCo(46)が初代KO―D10人タッグ王座を獲得した。約8か月ぶりのプロレス参戦でタイトルを奪取すると、再度の継続参戦を熱望。昨今の芸能界に蔓延している“不倫ブーム”をバッサリ切り捨てた肉食系女子が、独身男子レスラー狩りの肉欲を倍増させてプロレス界に戻ってきてしまった。

 LiLiCoは今大会で新設された王座決定戦に出撃。大石真翔らを引き連れて大鷲透率いる大鷲軍と対戦した。迫力満点の形相で平田一喜をキャメルクラッチに捕らえたかと思えば、股間を使用した投げ技を得意とするジョーイ・ライアンに対し、何と自分の股間を握らせて“マンホール投げ”とでも呼ぶべき技を発射。最後は大家健が平田を炎のスピアーで沈め、LiLiCo軍はベルト奪取に成功した。

 これでアイアンマンヘビーメタル級、DDT・EXTREME級に続く王座奪取。最後の参戦となった昨年12月大阪大会から約8か月もリングを離れた。プロレスと並行して取り組んでいたマラソンとはトレーニング方法が違うことに加え、イケメンレスラー・渡瀬瑞基との破局もあり「いろいろあったので心のリフレッシュをね…ご想像にお任せします」とつぶやいたが、この勝利で完全復活。「去年は毎月くらいやってた時期もあるので、そんな感じでできれば」と再スタートを宣言した。

 心身ともによみがえったLiLiCoの野望は、ベルトの防衛と新たな恋だ。「最近芸能界でも(自分を)あんまり肉食系って言ってないの。あのころに戻りたい! だいたいさ、プロレス界はマジメなのよ!」

 どちらかといえばプロレス界の下半身は不マジメなほうに分類されるはずだが、確かに最近の芸能界の乱れはそれ以上かもしれない。とりわけ不倫報道が後を絶たず、LiLiCoはこの流れに苦言を呈する。「新幹線で手をつないでるくらいなんだから、絶対ヤッてるって! 私もいろいろあの人がいいとか口では言ってはいるけど、言ってもいいけどヤッちゃダメよ。妻子ある男は!」と、あくまで自身は独身レスラーのみを対象にして一線を越えていくつもりだ。リング復帰と同時に肉欲も復活したLiLiCo。あらゆる意味で強い女が帰ってきた。