3月20日のDDT・さいたまスーパーアリーナ大会でアジャ・コング(46)と6人タッグ戦で対戦する赤井沙希(30)が19日、“顔面崩壊事件”の雪辱を誓った。

 因縁深いアジャとの新たな遺恨が生まれたのは、共闘が実現した1月のOZアカデミー後楽園大会でのこと。6人タッグ戦で尾崎魔弓(48)に勝利した赤井は試合後に敵軍セコンドの襲撃を受けて大乱闘。だがなぜかパートナーのアジャの加勢はなく、孤立無援で暴行を受けた。この結果、額に直径約7センチの巨大たんこぶをつくり、半ベソで帰宅するはめになった。

 しかも大会翌日はTBS系スポーツバラエティー番組「KUNOICHI」の収録日だった。並み居る美人アスリートに交じり女子プロレスラー代表として出演したが、巨大たんこぶは残ったままで、メーク担当者が「何コレ?」と驚いたほど。前髪で何とかごまかしたものの「激しい動きをしたら(たんこぶが)見えちゃうんじゃないか…」と、他の出演者とは違う意味での“ポロリ危機”に気をとられ、第1ステージで脱落した。

 地上波の舞台でアピール失敗に終わった赤井は「せっかく“美しすぎるプロレスラー”として出演オファーをいただいたのに、魅力が半減しちゃったかもしれない。試合で負った傷ならともかく、そもそもなんであの時アジャさんは私のことを置いて帰ってしまったのか…」。リングでその恨みを晴らすつもりだ。

 この日の後楽園大会では8人タッグ戦で場外へのボディーアタックを発射。打倒アジャに向け軽快な動きを見せた。