DDT1日の横浜武道館大会でKO―Dタッグ王者のクリス・ブルックス(30)、高梨将弘(39)組が秋山準、岡田佑介組を退け、V2に成功した。
 
 試合終盤にクリス&高梨の「CDK」がレフェリーを巻き込んで、シットダウンパワーボムで岡田を叩きつけた。秋山は岡田を救出すべく、エクスプロイダーでクリスを排除。サポートを受けた岡田は高梨にダイビングヘッドバットを決め、カバーに入った。

 ここで、高梨が巧みに切り返しての丸め込み。3カウントを奪い、防衛に成功。先月10日のV1戦に続き、レフェリーを利用しながらベルトを死守した。

 試合後にはユニバーサル王者のMAOと、朱崇花が登場。MAOが「この2人で来たってことは、どういうことか分かりますよね?」と挑戦を要求すると、高梨は「喜んで受けてやる」と返し、あっさり受諾したかに思われた。

 ところが「俺たちが挑戦を受けるだけでは不公平だ。MAO、お前の持つベルトに挑戦させてくれるならタッグのベルト、かけてやるよ」と逆に提案する。MAOは難色を示したが、朱崇花が背中を押してタイトル戦2試合が実現。22日の後楽園大会でCDK対MAO&朱崇花のKO―Dタッグ王座戦、6月1日の後楽園大会で王者MAO対高梨のユニバーサル王座戦が行われることになった。

 2冠王者のチャンスを得た高梨は「ワクワクしている。次の相手なら本領発揮できる。俺とクリスはトップに立てる」としてやったりだった。