DDTの上野勇希(26)が、遠藤哲哉(30)の持つKO―D無差別級王座への挑戦を表明した。

 27日の後楽園ホール大会では竹下幸之介、小嶋斗偉との「サウナカミーナ」で、遠藤、岡田佑介、高鹿佑也の「バーニング」と6人タッグ戦で激突。最後は高鹿のチキンウイングアームロックを三角絞めで切り返した小嶋が勝利を収めた。

 試合後、4月に米AEWに参戦することを発表した盟友の竹下から「俺は世界に挑戦するから、お前も何かに挑戦しろ」と促された上野。すると意を決したかのように「タケがいっぱい防衛してきた無差別(級王座)を持ってDDTを引っ張って、楽しくて強いDDTを俺が本気で背負いたいって思った。そのベルト、挑戦させてください」と遠藤に直訴した。

 王者も「両国の遠藤VS竹下、超えられる自信があるんだな? 断る理由はないよ。やりましょう!」と受諾。遠藤は20日の両国国技館大会で竹下との死闘を制してベルトを手にし、V1戦(5月1日、横浜武道館)の相手を公募していた。

 これで王座挑戦が正式決定した上野は「帰ってくるときは俺がチャンピオンとして頑張っているから」と竹下に約束し、必勝の思いを込めた。