DDT27日の後楽園大会で、赤井沙希が雪妃真矢にピンフォール負けを喫し3月20日両国国技館大会に暗雲が垂れ込めた。

 ビッグマッチでのシングルマッチ前最後の前哨戦で坂口征夫組と組み雪妃、高木三四郎組と対戦。ダイビングクロスボディーアタックからダッシュミドルキックを決めた赤井は、雪崩式ブレーンバスターを発射して攻勢に出る。

 だが強烈なバズソーキックから狙ったケツァル・コアトルを逃れられると、トラースキックで反撃を許す。ホワイトアウト(変型ジャベ)に捕獲されて大ダメージを負うと、最後はバズソーキックからのスノウトーンボム(スワントーンボム)で圧殺され3カウントを奪われてしまった。

 試合後のリングでは雪妃から「負けて悔しそうなお顔、最高におきれいですね。3月20日、両国国技館、これよりもっともっと感情を出しまくって、ぶつけ合いまくって、激しい女の戦いしましょうね。勝つのは雪妃真矢ですけど」と見下され、挑発された。ホームリングで屈辱にまみれた赤井は「アウェーのなか、今日はちょっと花を持たせて上げたって感じです」と、あれほど美しさにこだわってきたはずなのに醜い負け惜しみに終始。「両国で、今日負けたこの顔をまた見たいって言ってたけど…。両国で勝って一人立ってるのは私だし、最後に立って笑ってるのも私です」と、本番のシングルマッチへ闘争心を燃やしていた。