DDTのEXTREME級王座を保持する〝バカサバイバー〟青木真也(38)が、飯野〝セクシー〟雄貴を迎えてのV5戦(2月14日、東京・新宿フェイス)への意気込みを語るとともに、格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEOから突如送られた〝ラブコール〟に反応を示した。

 昨年7月の戴冠から4度の防衛を重ねた青木だが、今回ばかりは難敵だ。昨夏からリングネームに〝セクシー〟を加えた飯野は、パートナーの男色〝ダンディ〟ディーノと異名通りのきわどい戦いで、DDTを混とんに陥れている。そしてディーノによる「飯野がDDTのトップを取るタイミングが来た」との号令の下、タイトル戦での激突が決まった。

 この飯野について青木は「いや、時代に反してるよ。真面目に、ダメなんじゃないの? ホントに大丈夫なの? そもそも飯野は何がしたいんだよ。お前、そんなになっちゃって、もう元に戻れないってことに気付いてるのか?」とシンプルな疑問をぶつける。

 だが、決まったタイトル戦は受けて立つ構えで「ルール? セクシーなんだったら〝ヌルヌルルール〟でやってやる。セクシーといえばヌルヌルだろ。そしてセコンドにはキヨハラ…(以下略)」と意味不明な言葉とともに、王者に決定権があるルールに言及。説明ではさっぱり分からないが「どんなルールかって? すっごいすべるんだよ」と話すにとどめた。

 さらに恒例の「そんなことより…」と悪魔ボイスをしゃがれさせると、少しずつ毒ガスをまき散らす。まずは「俺のことより、藤田 vs 中嶋だろ」とノアの愛知・名古屋国際会議場大会(2月23日)で行われるGHCヘビー級王座戦「王者・中嶋勝彦VS挑戦者・藤田和之」に興味を示す。

「本当に楽しみだ。中嶋次第で、IGF時代の藤田が…澤田敦士を病院送りにしたあの藤田和之が見られるんじゃないか。あのタンカマッチが」とした上で「中嶋、頼むから、あの藤田を引き出してくれ!」と懇願した。

 また、28日に公開された格闘技イベント「RIZIN」の公式YouTube番組「RIZIN CONFESSIONS #91」で、榊原信行CEOから「青木だね。青木が出てきてくれたら面白いけどな。いろいろ契約上の問題とか、そういうものがキチっとクリアされることが大前提だけど」とした上で「オファーしますよ」と〝ラブコール〟を受けたことにも反応。青木は「動画、見ましたよ! でも僕、品性下劣なんですけど…。僕で大丈夫なんですか…?」と、アンサーを口にした。

 今回も相変わらずな青木は、最後に「今年の目標はとにかく、堀田(祐美子)さんと再婚することですよ。(恋の)ライバルはケンドー・カシン。カシンも、堀田さんを狙っている節があるから」。ちなみに、総合格闘技の次戦については「そろそろ決まるんじゃないかな」とのこと。今年も、この人の周辺がにぎやかそうなのは間違いない。