DDT30日後楽園ホール大会で行われるユニバーサル選手権の調印式が24日に開催され、挑戦者の藤田ミノル(44)が王者・佐々木大輔(36)をまたしても手玉に取った。

 前哨戦では7日新宿大会、22日横浜大会と挑戦者が連勝。横浜大会では直接3カウントを奪っている。この日の調印式で藤田は「前哨戦では完全に圧倒してますので。あとはタイトルマッチで勝つだけ」と腕をぶした。

 藤田は昨年10月に佐々木に挑戦予定だったが、体調不良により王座戦が流れた経緯がある。一時は集中治療室にも入っていたのだが、佐々木からは「ここで私は重大なことに気付いた。入院している動画を拝見しましたが、あれは完全にセットです。もうだまされない」とあらぬ疑惑を指摘された。「こっちはちゃんと入院してたんだよ! 私は感染症を患っておりました」とキッパリ否定すると、以降は佐々木への質問も全て自分が答える暴走モードに突入した。

 なおもテキトーな発言を繰り返す王者を〝説教〟し続けた藤田は「もしあれでしたらダムネーションT・Aも藤田プロレススクールの傘下に収めたいと思っています。校長のディック東郷も佐々木大輔の行く末を案じておりますので。ここで私がベルトをとって、弟子をコテンパンにしましたと報告します」と豪語。かと思えば写真撮影終了後には握手を求めるフリをして急所攻撃でKOするというやりたい放題ぶりで、ベルト奪取を予告していた。デタラメ同士の王座戦の行方は果たして――。