DDT、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体興行(6日、さいたまスーパーアリーナ)の一夜明け会見が7日に行われ、3度目の防衛に成功したKO―D無差別級王者・秋山準(51)の次回防衛戦は、「川崎伝説」を再現した夏のビッグマッチ、8月21日神奈川・富士通スタジアム川崎に決定した。

 V2戦の男色ディーノ戦に続き、DDTのベテランHARASHIMA(46)を撃破。秋山は激闘を振り返りつつ「HARASHIMA選手のプライド、歴史…全部を感じることができた。リスペクトできる選手に、記念すべき大会で勝つことができてうれしい」と語った。

 早くも次の防衛戦は8月21日川崎決戦となることがこの日、発表された。王者はすでに最強決定トーナメント「KING OF DDT(KOD)」(10日新宿フェイスで開幕、優勝戦は7月4日後楽園ホール)優勝を宣言している。優勝した上で「DDTの選手は全員個性を出せたと思うが、ベテランでは高木(三四郎)社長が一番、体を張っていた」と大社長との防衛戦を実現させる意向を再度、明らかにした。

 同時にノアとの対抗戦で清宮海斗(25)、稲村愛輝(28)組に勝利した竹下幸之介(26)、上野勇希(25)組の健闘も称賛。「竹下と上野は完全に上り調子になった。清宮君はプロレスが分からないと言っているようだけど、僕もいまだに分かりません(笑い)。元気を出してほしい。竹下と上野はこのまま突っ走ってほしい」とDDTの若手トップ2にKODでの奮起を促した。

 また邪道・大仁田厚(63)の川崎決戦出場とデスマッチ用を含めた「ダブルリング」設置も正式発表された。