DDTの20日・成増アクトホール大会で、エース・竹下幸之介(25)がKO―Dタッグ王座奪取に絶好調ぶりを見せつけた。

 竹下は23日の愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会でMAO(24)と組んでKO―Dタッグ王者の坂口征夫(47)、樋口和貞(32)組に挑戦する。この日はその前哨戦として王者組にHARASHIMAを、挑戦者組に上野勇希を加えて6人タッグ戦で激突。タイトル戦を目前にしているとあって、両軍は一進一退の攻防を繰り広げた。

 それでも終盤、竹下は樋口の巨体をラストライドで豪快に叩きつけて沈黙させることに成功。坂口との一騎打ち状態をつくり出すと、最後は相手の関節技攻めを切り抜けてから原爆固めで豪快に引っこ抜いて3カウントを奪った。

 文句なしの完勝に竹下は「坂口さんと樋口さんよ。好き勝手、俺らがふざけてるとか言うから久しぶりに本気出したらこんなもんや。俺たちのすべて受け止めてくれるらしいけど、俺たちは強いぞ」と自信たっぷり。さらに「絶好調の時、僕はラストライドが出る癖があるんで。今日行きましたよね。絶好調ですよ」と続けた。この勢いで一気に王座奪取となるか。