14日のDDT・カルッツかわさき大会で、秋山準(51)が、KO―D無差別級王者の遠藤哲哉(29)を破りベルト奪取に成功。保留していたDDT入団に前向きな姿勢を示した。

 31分11秒に及ぶ死闘の末、王座奪取に成功した秋山だが「今このコロナ禍でいろいろストップしている中で、やっぱり発信は大事だし、リングの中も大事だし。だから俺のところにベルトが来たのかと思います」と早くも今後を見据える。

 DDTには昨年5月にゲストコーチに就任し定期的に試合に出場するようになった。その後は同年末まで契約がある全日本とDDTの間で交渉が行われ、7月1日付でレンタル移籍が成立し、レギュラー参戦。全日本との契約が終了した1月からはフリーとして参戦したが「最初はコーチからレンタル移籍させてもらって、そこから切り替えて、選手としてしっかりやらないと。フリーで上がっているので、自分のためでも応援してくれるファンのためでも、家族のためでもあるし」と振り返る。

 また、今後については「高木さんからは『ぜひ所属で』っていうお話ももらっていたんですけど、それも『この試合を務めあげてから。お返事はちょっと待ってくださいと申し出ていました。でも、これでしっかり言えると思います」と高木社長からのオファーに応じ入団する意向であることを明かした。これに高木社長は「さっきタイトルを取ったことのねぎらいをして、そこまでまだ話していないので、ちょっと聞いておきます。でもすごくうれしいです」と言葉を選びつつ笑顔を見せた。相思相愛となっただけに、結論は早そうだ。