ベルト奪取に絶対の自信だ。14日のDDT神奈川・カルッツかわさき大会で争われるKO―D無差別級選手権の調印式が8日、都内で行われ、王者・遠藤哲哉(29)に挑む挑戦者の秋山準(51)が余裕を見せつけた。

 決戦当日は全日本プロレスとノアで活躍した〝鉄人〟小橋建太(53)が立会人として来場することが決定。5日に遠藤は小橋のもとを訪れ、秋山の弱点を聞くとともに〝青春の握りこぶし〟を伝授されており「俺にできることは全て行った。小橋さんの前で秋山さんが負けるという、歴史が変わる瞬間をお見せします」とV4を誓ってみせた。

 これに秋山は「ちゃんと教えてもらえたのかなと。小橋さんは天然なところがあるので。青春の握りこぶしを教えるなら、違うことを教えればよかった。彼(遠藤)がこぶしを握った時点で俺の勝ち。そもそも弱点を聞きに行っている時点で余裕がない証拠」と笑顔で返した。

 最後には「(遠藤が東京スポーツ新聞社制定『2020年度プロレス大賞』で)技能賞を受賞したことでベルトの価値を上げてくれた。それをより高みに持っていくのは俺の仕事かな」とすでに視線を王座奪取後に向けていた。