DDTは9日、「大仁田厚vsクロちゃん! クリスマス最終決戦! スカイツリー路上電流爆破プロレス!」(23日、東京ソラマチ)開催に先駆け爆破実験を行った。

 実験は試合会場と同じく東京ソラマチにて行われ、一騎打ちする〝邪道〟大仁田厚(63)と、お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(43)に加え、DDTの高木三四郎社長(50)も同席した。

 異例の一戦が組まれたきっかけは、8月のDDT東京・としまえん大会の路上電流爆破戦だ。ここで特別立会人を務めたクロちゃんから侮辱の言葉を浴びせられ、その後もSNSを通じて誹謗・中傷を受け続けた大仁田がブチギレ、本紙を通じ一騎打ちを要求。これを受けてDDTから試合が発表された。

 まずクロちゃんは「俺OK出してないから」「大仁田厚NGだから」「今日は断ろうと思ってきたんだから」「東スポが変なこと書くからこんなことになったんだ」などと主張。しかし高木社長から「(クロちゃんが所属の)松竹芸能から許可はもらっております」と一蹴され、大仁田からは水をぶっかけられた揚げ句「ねんしょ 私たちは12月23日スカイツリー路上電流爆破において、正々堂々戦うことをここに誓います。令和2年12月9日」と書かれた手書きの念書に力づくでサインさせられてしまった。

 そしてなんだかんだ騒ぎつつ爆破実験へ移り、この季節にふさわしくクリスマスツリーを電流爆破バットで打ち抜くことになった。ツリーにはクロちゃんの顔写真が貼られたサンタのぬいぐるみがつけられていたが、大仁田がバットを振りぬくと爆音とともにぬいぐるみは砕け散った。なお当日は実験の3倍の火薬が用意されるとのこと。

 まだ尻込みするクロちゃんに大仁田は「念書も書いたしもう受けるしかないんだ! こんだけの報道陣がいて後ろには何10万人の人が見てるんだよ!」と歩み寄る。

 これにクロちゃんは観念したように「わかったよ。でも1人じゃ無理だから助っ人を用意させて」と応じた。

 しかし「クロちゃんだけに助っ人がつくのはフェアじゃない」(高木)との理由で大仁田に高木社長とクリス・ブルックス(29)、伊藤麻希(25)が助っ人として就くことに。

 逆にクロちゃんはこれから自分で探すことになって「なんか前より状況悪くなってない?」と愚痴りつつも「大仁田さんはいろんな方に嫌われていると思うんで、それを見越してSNSを通じて呼びかけたいです。女子の選手が来てくれたらいいな。合同練習をして愛が芽生えるような…」。さらに「涙のカリスマなんて言ってるけど、ろーとるで涙が出ているだけだろ。ボコボコにして涙が出ないようにして引退させてやる」と意気込んだ。

 果たしてクロちゃんの助っ人に名乗りを上げる者は現れるだろうか…。